『メロい』という形容詞についての一考察

お堅い題名ではあるが、普通に言葉遊びというか、戯言というか、普通に思考ゲームの様なこれは紛うことなきお遊びである。18禁二次創作を見るような人間が綴っている事を念頭に置き、自己責任で深く考えず閲覧して頂きたい。

所謂、『チラシの裏の落書き』という奴であり、自分は別に日本語学者でも、SNS文化、並びに推し活文化の専門家という訳でもない。あくまで一消費者として、加えてどちらかと言えばライトユーザーとして、戯れに『メロい』という形容詞に思いを馳せてみただけに過ぎない。(最後が“い”で終わるからには恐らく形容詞だろう。有識者からの訂正が来れば改める所存である。)

恐らくこの『メロい』という言葉、広辞苑や大辞林といった様な、権威ある日本を代表する大日本語辞典にはまだ載っていないと思われる。(2025.8 時点)

ならば、SNSを利用する若い女性達の間で、泡沫の様に発生し、また消えていくと思われるこの『メロい』という言葉、恐らくはまだ正式な言葉の定義だとか、意味だとかは無いわけだ。

然るに、SNS上で行われている『メロい』という言葉には性的なニュアンスが含まれるだの、含まれないだの、そういった討論には然したる意味など無い訳だが、世の中の道理として無意味なもの程に面白い。

アラサーに両足突っ込んだ人間としてはわざわざこの泥沼の争いに首を突っ込む気は無いのだけど、それはそれとしてでは、自分が『メロい』という言葉をどう定義するのか考察するもまた一興では無いだろうか。

なんせ、先程までの発言に異を唱えているかに見えるかも知れないが、私自身、『メロい』という言葉に対しては我が事のように実感できる場面もある。

もう15年はオタクをしているのだ。

思えば、当時『推し』を指す言葉は『俺の嫁』だったものだし、『メロい』と似たニュアンスの『萌え』『尊い』『沼る』『シコい』『エモい』といった言葉を駆使して愛を表現したものだ。

言葉は生き物とはいえ、『俺の嫁』なんて言葉、久しぶりに口に出した。ノスタルジーに心が震える。

「日本語を正しく使わないなんてけしからん」なんて意見もあるだろうが、当方は「言葉は生き物だし、時代の価値観や文化に合わせて都度アップデートされる物」というスタンスである為、基本その向きは良しと考えている。

その辺を前提にして、全てを一旦受容した後に反論出来る人のみこの先お進み頂きたい。尚、反論が無いのであればそれはそれで構わない。

取り敢えず形容詞であることを前提に話を進めていく。

という訳で、もし有識者の見識により、『メロい』が形容詞でなかった場合、この先の文章は全て削除されてしまうことになる。

それはさておき、形容詞とは、『形容詞とは、物事の状態や性質が「どのようであるか」を表現する言葉』である。(weblio参照)

“推しがメロい”というのは、恐らく“推しがメロい状態にある/性質である”という意味であろうので、今後この項を削除する必要性が発生する可能性は限りなく低いものと考える。

では次に考えるべきは、「メロい」とはどういう状況なんだろうか、という事だろう。

やはり近しい言葉としては「メロメロ」だろうか。

「メロメロ」という言葉には些かノスタルジーを超えた懐古心を感じざるを得ない。やや昭和レトロを感じる。平成初期かもしれない。

イメージとしては、食パンマンに対して目をハートにさせているドキンちゃんとかだろうか。ドキンちゃんは食パンマンに対して「メロい」と思ってるのだろうか?思ってそうではある。

しかし、我が身に置き換えた際にやはりメロメロとしてしまうのは、幼い娘に対してである。なんだかんだで可愛い。

じぃじも、ばぁばも、街ゆくお爺様お婆様も、少子化の昨今 希少価値も高い未就学児にメロメロとしている。我が子程では無いにしろ、保育園に行くと他の子に対してもメロメロ(デレデレか?)してしまう。

では、その「メロメロ」という言葉を「メロい」という言葉に置き換えれば代替可能であろうか?

否、そうではないという感覚が有る。単に「可愛いらしい」とか「大好き」とかでは無さそうだ。

では、対象の問題なのだろうか?

基本的には推しに対する感覚であろう。

現在、次元を問わず推しを持っている身ではあるが、基本的に推しの性別は問わず自分は推しと恋愛関係になりたいとか、会って話がしたいという感覚は無い。

皆無に等しい。

アイドルにしたって、ライブはあれば見たいが、基本は握手会とかは行きたいと思った事は無い。

でも、メロいという気持ちにはなる。

逆に旦那をメロいと思った事も無いな。

その為、個人的には「メロい=恋愛感情」とは思わない。

じゃあ結局「メロい」ってなんなんだよ

「メロい」という感情には、どうも手が届かない存在へのトキメキを覚える時の感情が近いように思う。

例えば、こちらをいつまでも子供としてしか見てくれない近所のお姉さんとか。

偶然のシチュエーションでないと話す事のないクラスの人気者の男子(クラス一の美少女と付き合っている)への憧れとか。

初めに言及したが、この「メロい」という言葉。

まず間違いなく現時点で正確な言葉の定義はない。

なのであくまで自分はこう捉えているという主張でしかないのだが、あくまでその場面限定的というか、刹那的であるというか。

ここまで書いてきてしり切れとんぼになり特に何も浮かばなくなってきたので一旦投げる。

気が向いたら更新するかもしれないし、しないかもしれない。消すかもしれない。

そういった気まぐれも含めてお遊びの1考察である。